単刀直入に言おうッ!【妖怪缶詰】の漫画紹介を開始するッ!
【妖怪缶詰】のあらすじ・概要
抱腹絶倒のギャグだけでなく背筋が凍るようなホラーも描けるのが魔夜先生のすごいところである。いや、むしろこれこそが真骨頂なのでは?と思わせられるくらいオカルトの造詣が深くかつミステリー要素を含んだ本書は、SFやホラーが好きな人にはたまらない作品となっている。魔夜先生の漫画を知っている人も知らない人も是非読んでみてほしい。
【妖怪缶詰】の見どころ
作者の考える妖怪の定義、考え方が面白い
作者である魔夜先生は妖怪が実在すると信じてやまないと本書で語っている。この場合の妖怪というのは『一つ目小僧』や『口裂け女』のような具体的なものではなくもっと観念的な話だ。魔夜先生曰く、世の中には目に見えない「何者」かが存在しておりそれを妖怪と呼ぶのだそうな。
では「何者」かとは一体何か?結論から書くとそれは「人間の精神エネルギー」だという。催眠術による思い込みやプラシーボ効果など、人間の脳について解明されていない部分は数多くある。その精神エネルギーが内から外へ放出される際、空間に生じる歪みがすなわち妖怪と呼ばれる「何者」かということだ。そんな力を持った生き物が何十億も存在するのだからそりゃ妖怪も出現するだろと。
確かに超能力者と呼ばれる人たちならそんなことも出来そうな気がするけど、しかし魔夜先生、普通の人がそんなスゴイ力をぽんぽん発揮できますかね!?と言いたくなる。これができちゃうんですよねぇ。特定の条件下なら。それはつまり、死の瞬間だ。
人間が死の間際に発するエネルギーというのはとてつもない。死んだとき人間の精神は肉体から分離し、そこに苦痛や無念といったネガティブな想いが乗っかると爆発的な力を生み出す。それが空間の歪み=残留思念を作り出し妖怪を作る…とこういったメカニズムらしい。
もちろん「幽霊の正体見たり枯れ尾花」という言葉があるくらいだから、見間違いだとか勘違いの場合もあるでしょう。しかしそういうのもひっくるめて「妖怪は存在すると考えたほうが世の中楽しい」というのが魔夜先生のご意見。いやーごもっともですな。ネッシー的な生物も「どこかにいるかもしれない」って考えたほうが楽しいしロマンがある。そしてこんな面白い考え方をする人の妖怪漫画がつまらないわけないでしょ!
西洋東洋どちらの怪異もある
タイトルこそ「妖怪缶詰」と銘打ってはいるが日本の妖怪だけではなく、西洋の怪異も描かれる。それは悪魔だったり吸血鬼だったり得体のしれないクリーチャーだったりする。1巻が妖怪中心、2巻が西洋系の怪異中心といった具合だ。いずれにしても一話完結型の短編集なので、妖怪が好きな人は1巻を、洋画のホラーなどを観る人は2巻を、オカルト全般が好きな人は両方読んでみるといいだろう。
切ないエンディングが心に残る
テーマがホラーなのでオチもゾッとするものが多い。なんだけど、中には愛する人の為に誰かが犠牲になったりすれ違いによる悲しい別れだったりと胸がしめつけらるような切ない終わり方もあったりするのでそこも魅力的だ。他にも勧善懲悪やコメディチックに終わるパターンもあるが、掲載雑誌が少女漫画誌なので登場人物同士が最後に結ばれるエンディングがけっこうある。
一話完結の短編集なのでキリ良く読める
本作は短編集なのでキリのいいところで読み終えることができる。行列のできるラーメン屋で並んでるとき、注文を終えてラーメンを待っている間、ラーメンを食べたあとウ●チしているときなどいつでも好きな分読める。また2巻で終わるので読む時間も買うお金も少なくすみます。それでも満足度は保証しますよ!
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【妖怪缶詰】のまとめ
以上が「妖怪缶詰」の漫画紹介でした。面白いホラー短編を探している人はぜひ読んでみてください。それでは今日はこのへんで!
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